いきいき日記

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いきいき倶楽部🏠望ましい環境とは?🏠

みなさんこんにちは。小規模多機能いきいき俱楽部です🌞

 

みなさんは、高齢者にとって「望ましい環境」とはどんな環境だと思いますか?

 

日常生活に困らないよういつでも誰かが近くにいてくれたり、段差の少ない安全な建物の作りになっていたり、栄養や健康、リハビリなどを管理してくれたり…

高齢者の入所施設はまさしくそれらの条件を満たしていて、高齢者にとっても家族にとっても、安心できる環境だと思います。

しかし、それとは裏腹に施設入所に消極的な高齢者の方も多くいらっしゃいます。

 

いきいき倶楽部をご利用中の男性利用者Nさん。

足腰の悪いNさんは、普段は週3回の通いサービスと週4回の訪問サービスを利用しながら、どうにか一人暮らしを続けていました。

ある日職員がご自宅を訪問すると体調を崩されており、とても心配だったためご本人にお泊まり利用を勧め、いきいき倶楽部にお連れしました。

お腹の調子が悪かったため消化の良い食事を提供し、トイレに行きたい時にはすぐに介助し、脱水にならないようこまめに水分補給を促すなどして数日過ごして頂くと、徐々に体調も回復していきました。

しかし以前から自宅での一人暮らしは困難さも多く見られており、主治医からも施設入所を勧められている状態。

体調が回復したからと言ってご自宅に戻る事は、スタッフもみな心配でした。

 

とは言え、やっぱりご本人は自宅に帰りたい。

ご本人としっかり話して、「また困る事が合ったり体調を崩したらいつでも泊まってくださいね」と伝えてご自宅にお送りしました。

口数の少ないNさんですが、この日の表情はどこかいつも以上にほっとしたような嬉しそうな笑顔に見えました。

 

お泊まり利用期間中、私たちは「安全」「栄養」「体調管理」「介護」など万全の態勢でサポートするように努めました。

しかしNさんにとって、長年暮らしてきた自宅にはそこにしかない「何か」があるのだと思います。

 

その方が安心して過ごせるよう、可能な限り環境を整える事はもちろん私たちの大事な役目です。

ただ、必ずしもその「整った環境」が、その方にとってベストな環境とは限りません。

多少不十分でも、不便でも、その人にとってそれ以上に大切なものがそこにはあるのだと思います。

 

施設入所を否定するものでは全くありませんし、私たちもこれまで多くのご利用者様の施設入所をサポートしてきました。

Nさんも、いずれは入所施設に行く事になるかも知れません。

ただ、自宅で暮らしたいと願うご高齢者の思いを、限界までサポートできる力がいきいき倶楽部にはあると思っています。

デイサービスのような通い利用、ヘルパーさんのような訪問支援、突発的な利用もできる泊まり利用。

臨機応変に様々な支援が提供できる小規模多機能いきいき倶楽部を、今後ともよろしくお願いします😊

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Tel : 093-692-5600 
担当:石田・小野までご連絡お待ちしています